全国ツアーの皮切りとして北海道を回っているれいわ新選組の山本太郎代表は25日、JR旭川駅北口広場で街頭記者会見をおこなった。旭川では初となった街頭演説には、午後6時半になると続々と人が集まり始め、年配者や子どもを連れた母親、サラリーマン、OL、主婦、大学生、高校生など幅広い年齢層の人々が真剣に耳を傾けた。また、要望や期待の声、質問などさまざまな意見が絶え間なく出され、山本代表が丁寧にそれに答える形で論議を深めた。論議は、消費税廃止、公務員問題、疲弊する北海道の実情、子どもの不登校などの教育問題、過労自死を遂げた子どもの話や厳しさを増す労働環境など多岐にわたり、いずれも実感をともなった切実な問題意識が交わされた。日が落ちて気温が9度を下回る冷え込みにもかかわらず、熱気を帯びた論議は2時間以上にわたって続き、れいわ新選組への強い期待とともに、下から政治を変えていくためにつながりを求める人々の行動意欲の強さを物語った。