れいわ新選組は9日、豊洲WILDMAGICで「れいわPARTY2021」と称して、衆議院選に向けた総決起大会をおこなった。衆議院選挙公示を19日に控えるなか、れいわ新選組の全国各小選挙区や比例区の立候補予定者が壇上に立ち、自身の政策や思いを訴えた。
れいわ新選組の山本太郎代表は「れいわ新選組は2019年の参議院選挙が終わってから、国会の中では活発に活動し続けている2人の議員がいるが、予算委員会などのような世間の人が政治に触れるような委員会には議席を持てていない。つまり自分から情報を得ようとする人にしか、私たちれいわ新選組の情報は流れていない。私自身も議員バッジを失い、コロナにもなり、事実上干されたような状況で私たちは活動してきた。そのなかで、どこまで浸透しているか。2年間の活動の答え合わせがこの衆議院選挙になる。どうやって広げていくかということに2年間苦しみ、苦労しながら毎日街頭でいろんな人と繋がることを諦めなかった候補者たちに、どうか力を貸してほしい」と訴えた。
以下、各選挙区の公認候補予定者による挨拶(要旨)を紹介する。
■ 東京ブロック
・北村イタル(東京2区)
母親が議員をしながら市民運動をしていたため、子どもの頃から政治が身近にある環境で過ごしてきた。私も一度選挙を経験しているが、「結局政治は変わらない」となんとなく自分の中で世の中をあきらめていた。だが2年前に山本太郎の動画を見て「この人はあきらめていないんだ」と思った。私は自分のなかで絶対に曲げてはいけない正義みたいなものもあきらめていたし、この国の正義も愛もあきらめていたが、そのことを恥ずかしく思い、山本太郎と一緒に頑張っていこうと決意し、1年半多くの仲間と一緒に地べたを這いつくばって活動してきた。まだまだ力は足りていない。みなさんの力を、愛を送ってください。
・渡辺てる子(東京10区)
生きている以上、あきらめずにやるしかないという思いだ。れいわ新選組をもっともっと大きくしていくことをみなさん約束しましょう。私は一貫してど庶民によるど庶民のための政治を訴えてきた。そしてコロナ不況によってその思いがよりいっそう強くなってきた。みなさんももう黙っていられないからここに来てくれているはずだ。みんながれいわ一揆の主人公だ。私もその一人に加わらせてほしい。
街宣をすると、多くの人が熱心に耳を傾けてくれる。だんだんれいわ新選組の訴えが浸透してきている。昨日よりも今日、今日よりも明日、未来に向かってみなさんと一緒に頑張っていきたい。
・くしぶち万里(東京22区)
この1年半、初めての土地でボランティアの仲間とともに合計9万7367軒、ひたすら地域を歩いてきた。私の源は、みなさんの思いと地域の声だ。消費税廃止を訴え始めたころ、ほとんどの人に「できるわけない」といわれた。しかし訴え続けるなかで、野党共通の政策として消費税5%への減税を旗印に大きな一歩を踏み出すことができた。「減税なんてできるわけない」という声も聞こえなくなってきた。疑問の声が、私たちへの応援の声に変わってきている。本気の政策、本気の信念、本気の行動で、社会を変えていくことができる。その希望をつくりだしてきたのはれいわ新選組のみなさんだ。ボランティアのみなさんの力こそが、今の日本の政治の新しい力だということを確信している。だからこそ、総選挙を目の前にして大きなうねりが起こっている。
まずは消費税5%への減税、その先にある消費税廃止によって格差を解消し、だれ一人とり残さず、生きるだけで価値のある社会をみんなと実現したい。ボランティアを主体にした新しい政治の力を日本の未来の政治の形にするまで、腐りきった永田町をぶっ壊して、山本代表を総理大臣にするため、みなさんと一緒にこの選挙を勝ち上がっていきたい。
■北海道・東北ブロック
・もんべつ芳夫 (比例 北海道)
これまでの政治により世の中が壊されていき、悲しさや悔しさからも体調を崩し、虚無感に襲われていたが、そんなおり救世主のごとく山本太郎とれいわ新選組があらわれた。国政政党となったれいわ新選組の活躍は、私に夢や希望、勇気を与えてくれた。還暦を迎えるが、生まれ変わったような気持ちで、みなさんと一緒に本物の国づくりを目指していきたい。消費税が存在し、デフレが25年も続き、働き方も生き方も完全に壊されたこんな社会を、虚無感を理由に許してしまった自分自身を大変悔しく思う。私と同年代のみなさん、今からでも遅くはない。一緒に立ち上がろう。可能な限り次の世代に輝かしい日本を残せるよう責任ある行動を示していきたい。北海道の代表として、まずは消費税の廃止。これはすべての国民がすぐに実感できる改革だ。そして最低賃金1500円。これは人としての生活と権利を尊重し、守るうえでの最低限で当然の権利だ。そして農業政策。農家のみなさんの技術と生活を守らなければならない。日本の食を守り、育て、豊かに、笑顔にしていきたい。北海道民のみなさん、ぜひれいわ新選組を応援してほしい。国会に緊張感を持たせ、国民目線の政治を必ず実現させるよう努力していく。これから走行予定距離3500㌔をかけ、道内を回りたいと思っている。
・渡邉まさあき (比例 東北)
消費税と被曝をなくすことをこの選挙で訴えていきたい。今の政権は再稼働ありきだ。そして汚染水の放出に絶対に反対だ。風評被害などの実害があっても、私たち当事者には賠償もない。国は絶対に認めない。みなさんの力で応援してほしい。私は福島県の南相馬市で生まれた。東日本大震災の福島原発事故で、原発から23㌔地点の故郷から、山形市内に家族ともども避難して10年が経過した。私は福島第1・第2、東海村、柏崎刈羽原発で定期点検作業をおこなってきた。「線量が20㍉シーベルト以下だから」と妊婦までも帰還させ、原発労働者と同じような基準で扱うのがこの国の政策だ。
■北関東ブロック
・田島つよし(埼玉2区)
埼玉県各地で野党共闘のために全力を尽くしてきた。消費税の廃止を訴えてきたが、共闘のためには消費税5%への減税を大前提として実現のために動いてきた。各選挙区でも野党共闘による候補者調整がおこなわれており、埼玉2区でも調整はまだできていない。しかし、この選挙でもっとも大切なのは自分が推している候補者が自分の地域で出ることではなく、政権交代を実現して消費税を減税するという政策を実現することだ。選挙までの間に何が起こるかわからないが、みなさんとれいわ新選組が一丸となって政権交代、消費税減税を実現していこう。
・木下ハヤト (比例 南関東)
私は不動産経営をしながら妻と子ども3人の5人家族だ。不動産のキャリアを活かして、れいわ新選組が掲げる「住まいは権利」の政策を実行していきたい。また、コロナ禍での政府の方針に困っている子育て世代、子どもたちの声を国会に届けたいと思っている。私は母子家庭で育ち、奨学金を借りて大学を卒業した。大学を卒業して早く奨学金を返したかったので、給料のいい不動産業界に入った。その入った会社は「売れない人間はクズである」と書いてあるような会社だった。成績が悪いとエアガンで撃たれたり、灰皿で殴られたりするような社風だった。私は二六歳で奨学金を返済し、独立・開業して今年で12 年目になる。今、業界では「空き家問題」があるが、賃貸・仲介において入居審査に通らず、部屋が借りられない人が増えている。コロナ禍で仕事をなくしたり、減給など、若い人たちの働き方が不安定になり住宅ローンが払えない人も増えている。
誰でも部屋が借りられるような国営の保障システムや、災害時に空き家を活用して一時的な避難所にするなどの政策を実現していきたい。「住まいは権利」という権利の主張も大事だが、オーナー側の不動産所有権もある。そのような関係を調整していくことが大切だと思う。これまでの現場での実績を活かして「住まいは権利」を実現していきたい。
私は今39歳で子育てをしている。コロナ禍で出産が困難になったり、10代の自殺が増えている。こんな社会で子育てをしていくのは本当に不安で仕方がない。現役の子育て世代はなかなか政治に興味を持っていない人も多いと思う。しかし、コロナ禍で「今の政治家に任せていたら大変なことになる」と思い始めている人が増えてきているのではないかと思う。同じ当事者としての声を届けていきたい。
・たがや亮 (千葉11区)
今回の総選挙は、子どもたち、みなさん、地域、日本の未来がかかったたたかいだ。なんとしてもれいわ新選組の勢力を拡大して国民の生活を豊かにするし、一部の金持ちのためだけでない政策実現に向けてみなさんと一致団結して頑張っていきたい。
■東海ブロック
・安井美沙子(愛知10区)
愛知10区は候補者が6人いる熾烈な選挙区だ。そのなかで野党候補が票を食い合い、世襲の78歳の与党議員は高みの見物をしている状態だ。地元で姿が見えず、国会で何の活動をしているかもわからない状態で勝ち続けている選挙区だ。そんななかで有権者も絶望的な気持ちになっている。この選挙区でこそ野党統一をなんとかしていきたい。愛知県は連合が強い地域で、野党共闘がタブーになっているような風潮もある。厳しい選挙だが、みなさんも外から野党共闘が進むようにプレッシャーをかけてほしい。日本の縮図のような閉塞的な保守地盤で、れいわが小選挙区で議席をとれば、日本を変えることができる。全力でたたかっていきたい。
コロナ禍で今の政権はまたGoToキャンペーンをやろうとしている。旅行業界が痛手を受けているのはわかるが、だったら損失補填すればいいではないか。国のお金を使ってみんなを旅行に駆り立ててまた感染を広げるような政府に今後も任せるわけにはいかない。
・すがや竜(愛知15区)
私は元郵便局員で、2015年の郵政選挙から政治に関心を持ち、郵便局で働きながらどんどん壊れていく郵便局を目の当たりにしてきた。自民党がおこなってきたことがいかに日本を衰退させてきたかということを知り、危機感を感じて政治の世界に足を踏み入れた。日本が衰退し始め、格差が開いた原因は消費税だ。消費税廃止の旗を掲げ、強い気持ちで政治を大きく変えていこう。れいわ新選組は傷口に集まってくる血小板のように、傷ついた日本を治すと私は思っている。衆議院選挙は、奪われた30年間をとり返すたたかいになる。所得、雇用、笑顔を、命をこの30年で奪われてきた。この運動を全国に広げ、日本を変えていこう。政権交代を目標に掲げて突き進んでいきたい。
■北信越ブロック
・辻村ちひろ(比例 北信越)
東京8区で選挙活動をおこなってきたが、今回比例北信越へ選挙区を移すこととなった。杉並区には児童館縮小の問題、西荻窪や高円寺の再開発問題、阿佐ヶ谷の森を伐採する件などたくさん問題がある。そうしたことは、八区で出馬する山本代表に引き継いでいく。北信越ブロックは、自然保護活動をおこなってきた私にとって、思い入れのある場所がたくさんある。
日本海側では全般的に大規模洋上風力で海が危険にさらされている。原発問題や、リニア、産業廃棄物処理場など、多くの問題がある。原発廃止を私たちは訴えているし、地産地消の小規模な再エネを地域でシェアしていくことで再エネ100%は実現できる。誰かの犠牲の上にある繁栄はやめにしよう。
■近畿ブロック
・高井たかし(滋賀3区)
2年前に山本さんと一緒に消費税を廃止したマレーシアに行った。3日間一緒に過ごしてこれほど熱く冷静で頭脳明晰な方はいない、総理にしたいとそのときから思っている。今の野党のままでは政権はとれない。山本さんに野党のトップになってもらい政権交代を実現するために入らせていただいた。山本さんに勝ってもらい、われわれが一人でも多くあとに続く。そのために力を貸してほしい。
・中たつや(京都2区)
れいわ新選組は第一に、この国に生きるすべての人々が生きているだけで価値がある社会、何度でもやり直せる社会を構築するために活動している。この言葉を私は兄に聞かせたかった。兄は17年前にみずから命を絶った。非正規でなんの保障もなく、パワハラを受け、毎日一六時間労働で、食べては吐いてをくり返し、やせ細ってしまった。私たち家族はなんの知識も経験もなく、兄がまさか鬱になって摂食障害になっているとは知らなかった。私たち家族は、どうしたらそうした人たちを一人でも多く支え、守っていくことができるか思い悩み、私はカウンセラーも志した。たくさんの人と話してきたが、人間関係や経済のことで悩んでいる方、精神がボロボロになっている方などたくさんおり、カウンセリングだけでは限界があると思った。この問題は個人の問題ではなく社会問題だ。社会を変えるためには政治を変えないといけないと思った。まずは自分が声を上げ、一人でもみんなでこの国を変えていこうという人が増えれば必ずこの国は変わると確信した。そして、山本太郎代表が一人一人と話し、経済学者の方、大学教授の方とれいわニューディール政策をつくった。自死や貧困の問題をすべて解決できる政策だ。これを実行に移せば日本はもっといい国になると思う。しっかりラストスパートを頑張っていくので、力添えをお願いしたい。
・やはた愛(大阪1区)
昨年11月に予定候補者として公認をいただいたときはやる気満々で、「れいわ新選組の一員になって世の中変えてやる!」と思ったが、風当りが強かった。「姉ちゃんええよな、笑ってたら票入るよな、楽よな」といわれて悔しく思い、どの候補者よりもポスターを張る、早起きして毎朝駅に立つなど、がむしゃらに頑張った。しかし間違っていた。「俺のために」「私のかわりに手をあげてくれてありがとう」といわれ、はっと気づいた。私はみんなの代表であり、みんなの思いを背負って先頭を歩いていく。本当の政治家はそうであるべきだ。
自分の承認欲求を満たしている場合ではない。みんなのために仕事がしたい。一部の富裕層や一握りの権力者のために仕事をするのではない。今日集まった人、来れなかった人もいる。私の事務所でも今もチラシ折りや、ポスターを張りかえてくれている人もいる。そんなみんなの思いを背負って政治に挑戦していくことが、れいわ新選組の使命だと気づかされた。それを教えてくださったのはみなさんだ。まだまだ急成長することを約束する。
・大石あきこ(大阪5区)
この世で一番やってはいけないことは身を切る改革だ。ただでさえ日本社会は20年とデフレ、不景気が続いていた。だが大阪は10年ほど前に橋下徹さんが府知事にあらわれ、身を切る改革をやった。私はその当時、橋下徹さんに噛みついて一打は浴びせたが、その努力もむなしく、10年間、「大阪維新」の身を切る改革が大阪で続けられている。大阪府民の所得はどんどん下がっている。どんどん民営化され、リストラされていく。保健所や病院もリストラされ、PCR検査をやっている衛生研究所は、大阪府と市に2つあったものを「無駄だから一つにしろ」といい、民営化した。これは一番やってはいけないことだ。
私は大阪からこの流れを逆回転させたい。これは全国の誤った経済政策、身を切る改革的なもの全体を変えていくものだと思う。その最大の武器はれいわニューディールだ。これをみんなの力で絶対に実現していきたい。
・西川ひろき(大阪7区)
今、新自由主義ウイルスが、日本でも世界中でも多くの人を恐怖に陥れ、貧乏のどん底に叩きつけている。ひとたび感染すれば軽症者でも人間が持つ良心回路が破壊され、道徳観と倫理観が失われる。中症者は目先の欲にくらんで煩悩の塊になってしまう。重症者は正気を逸して、たとえば昼間であっても「身を切る改革!」と寝言をいい出すようになる。このウイルスは竹中株、安倍株、菅株と、変異を重ねるごとに凶悪化している。とくに最前線の大阪では橋下株、松井株、吉村株、とんでもなく狂暴化して被害者が続出している。だが、山本太郎代表を筆頭に予定候補者が研究を重ね、画期的なワクチンを開発した。れいわニューディールワクチンだ。画期的な効能が他の諸外国では発表されており、実証済みだ。導入していないのは日本国政府だけだ。このワクチンを日本国津々浦々まで届けたい。ぜひみなさんの安全と安心、生命と財産を守るため、愛する家族や友だちを守るためにワクチンをすすめてほしい。われわれは先頭に立って知らせる。そうすればこの病んだ日本国は必ず再生できる。回復できる。健康になり、むしろ大きく成長できる。
だが、われわれだけでは不可能だ。一緒に一人でも多くの家族や友だちに知らせてほしい。自信を持って子どもや孫たちに引き継いでいこう。
・つじ恵(兵庫8区)
私は「日本のサンダース(米上院議員)」になって必ずこの国を変革すると選挙区で訴え続けている。10年かけて私は全力をあげてこの国の変革に立ち向かおうと決意している。
最初の衆議院は2003年だった。小泉・竹中路線が展開し始めたとき、衆議院予算委員会で政治とカネの問題で小泉さんを追及し、6月の郵政民営委員会で竹中平蔵を追及した。日本を壊すのか、カネがすべての政治で日本を覆いつくそうとするのかと追及した。しかし05年の郵政選挙で負け、09年のマニフェスト選挙のときに小選挙区で当選した。直前の選挙運動では、政権交代に期待を寄せる人がたくさんおり、日本中が湧きたっていた。7000万人の人々が投票所に赴いた。投票率は70%弱だ。
だが一昨年の参議院選挙は48%。2000万人以上の人が今の政治が信用できない、受け皿になる政党がないと考えて投票所に行かない。この間にどんどんさらに危険な新自由主義政策が強められている。今こそ政治の力を復権させるときだと強く思っている。25年続いたデフレ経済と無為無策の政治のおかげで日本は沈没しようとしている。本物の政治を登場させない限り沈没してしまう。
野党共闘といっているが、市民連合の政策に同意しただけであり、野党間の共闘が成立しているわけではない。ここまで野党共闘を引っ張ってきたのは山本代表だ。この衆議院選挙でれいわ新選組が躍進を遂げれば、来年の参議院選挙で野党共闘の中核になることは間違いない。岸田政権も短命だろうし、アメリカでは来年の中間選挙でトランプ勢力が大きく出てきて、2024年の大統領選でもう一度トランプが大統領になるかもしれない。世界の大きな動きのなかで日本がきちんと方向性を持った政権を生み出さなければならない。
2022年、遅くとも23年の通常国会の頃までにもう一度総選挙があり得る。来年の参議院選挙でれいわ新選組が野党共闘の中核に座り、影響力を持てば次の総選挙で山本太郎を首相にする連合政権ができる。たんなる希望の話ではない。92年、日本新党は衆議院で三議席だったが、九三年の総選挙で細川政権が誕生した。この国をまともに牽引する政権、政党、政治家を国民は求めていると思う。そのためにも尼崎の選挙区で自公政権を支えている公明党候補に勝利し、たたかいの先頭に立つことを誓う。
■中国ブロック
・竹村かつし(山口4区)
山口4区で政治活動を始めて1年7カ月。一枚一枚ポスターをもって一軒一軒回った。下関に住んでもうすぐ12年。介護の仕事をしながら、シャッター街が増えたり、空き家になったり、コインパーキングになったりという街並みを見て、なぜこんなに衰退していっているのだろう、大臣や総理大臣が出ている町なのに、なにかおかしいと思っていた。他県の人からは「潤っているのではないか」「恩恵を受けているのではないか」といわれるが、まったくそんなことはなく、どんどん衰退していく。そんなとき2019年の参議院選でれいわ新選組が街頭から懸命に「壊れた世の中は政治でしか変えられない」と訴えていた。政治で世の中を変えられることを知らなかった。知ったからには自分がこの町から変えたいと思った。相手がだれであろうと関係ない。
25年以上のデフレ、そこにコロナがやってきて店がつぶれる、パチンコ屋、大きいホテル、いろんな店がつぶれていく。唐戸市場の人が、「毎週土日は自粛しろといわれる。だが補償もないのに自粛しろなんてあり得ない。その言葉を聞くだけで体が震える」「なんとかしてくれ、助けてくれ、頑張ってくれ」と応援されるようになった。最初は「あんただれ? 市議会議員出るの? わかんないけどまあ頑張って」というような感じだったが今は違う。ポスターでどんどん広がっていく。ときどき元総理が帰ってきて、みんなを呼んで挨拶する。下関に住んでいないし、つらい、悲しい、そんな思いをなにも聞いていない。だが客寄せパンダみたいにたくさんひき連れて帰っていく。私は安倍元総理と本気でたたかって、一騎打ちで本州の最西端、山口4区から日本中をひっくり返し、世の中を変える。何があっても心配するな、この国がついている。そして山本太郎がついている、れいわ新選組、仲間みんながついている、そんな社会をつくっていきたい。
■四国ブロック
・小泉あつし(比例 四国)
2013年の太郎さんの選挙にボランティアとして同行し、その後2019年、20年の選挙でボランティアのみなさんと同じ思いで街宣現場に同行し、全国をはいずり回ってきた。やることは変わったが、地域の方一人一人と話し、勉強不足だったところは勉強しなおし、また話して納得していただけるよう、一人一人支持の輪を広げてたたかっていきたい。今は四国を自転車で回っている。自転車で回るのは体力がいるが、その日その日全力で、あきらめずに突き進んでいきたいと思っている。
行き当たりばったりの私だが、今ここに立ち上がり、みなさんとともに山本太郎代表を応援し、山本太郎代表ほか多くの議員を国会に送り込み、一緒にたたかってまいりたい。
■九州ブロック
・大島九州男(福岡8区)
コロナで最初に一律6万円などを配ったが、その「一律」という方法は官僚主導だった。税務署はすべての収入や売上を把握している。税務署が去年の売上を見て給付すれば簡単だ。なぜやらないか。それは電通とパソナにカネを流すためだ。申請書を出させて整理する、派遣社員を雇っている下請、孫請に流す。そのもとになっているのがパソナや電通だ。そうやって税金を中抜きする仕組みができているのが日本を疲弊させる最大の原因だ。国民が払っている消費税を大企業や所得税の減税に回したり、コロナのなかで苦しんでいる人を助けるような形で結局はそうしたところにカネを回している。そんな不条理な政治を変えるのがれいわ新選組だ。
私も一ボランティアで闘う。必ず日本の国を変えてみせる。みなさんと一緒に最後まで麻生太郎とたたかう。