いかなる権威にも屈することのない人民の言論機関

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カテゴリー「書評・テレビ評」の記事

『アメリカのイスラーム観:変わるイスラエル支持路線』 著・宮田律 

 4カ月以上にわたって続くイスラエルによるパレスチナ人の大量虐殺(ジェノサイド)は、世界最大の軍事力を持つアメリカによって支えられている。これに・・・

書評・テレビ評2024.2.13 

『#Z世代的価値観』 著・竹田ダニエル

 アメリカのZ世代の若者たちの多くが、「パレスチナ連帯」を正面から掲げて登場している。それに象徴されるように、これまでの世代では常識とされてきた・・・

書評・テレビ評2024.2.13 

『限界分譲地:繰り返される野放図な商法と開発秘話』 著・吉川祐介

 最近、「限界ニュータウン」という言葉を目にすることがある。昭和期に開発された都市部郊外のニュータウンで、高齢化が進み、空き家や空き地が拡大し、・・・

書評・テレビ評2024.2.8 

インド映画『RRR』 監督 S・S・ラージャマウリ

 かつて世界中の市場を席巻したアメリカ・ハリウッド映画は、いまや製作本数も観客動員数も減少続き。それとは対照的に注目が集まっているのがインド映画・・・

書評・テレビ評2024.1.15 

『新興国は世界を変えるか―29カ国の経済・民主化・軍事行動』 著・恒川惠市

 かつて「後進国」とか「発展途上国」と呼ばれたグローバルサウスの国々が、世界のなかで存在感を強めている。これらの国々は経済成長が著しく、GDPが・・・

書評・テレビ評2023.12.28 

『リスペクト R・E・S・P・E・C・T』 著・ブレイディみかこ

 「人間の尊厳とは何か」という質問が、11月の国会審議の場で首相に向けられた。食事も医療も必要なときにアクセスすることができ家族が平和に暮らすこ・・・

書評・テレビ評2023.12.23 

ドキュメンタリー映画『沈黙を破る』 監督・土井敏郎

 パレスチナ自治区・ガザ地区でパレスチナ人の無差別大量殺戮を続けているイスラエル。その国のなかに、占領地に赴いた経験をもつ元イスラエル将兵たちに・・・

書評・テレビ評2023.12.23 

『新・現代アフリカ入門―人々が変える大陸』 著・勝俣誠

 西アフリカのマリ、ブルキナファソ、ニジェールで、2020年からあいついで軍事クーデターが起こり、旧宗主国のフランス軍が撤退に追い込まれている。・・・

書評・テレビ評2023.12.19 

『国のために死ぬのはすばらしい? イスラエルからきたユダヤ人家具作家の平和論』 著 ダニー・ネフセタイ

 1957年にイスラエルに生まれたダニー・ネフセタイ氏は、高卒後に徴兵制によってイスラエル軍に入隊し、3年間空軍に所属した。退役後アジアの旅に出・・・

書評・テレビ評2023.11.7 

『病が分断するアメリカ――公衆衛生と「自由」のジレンマ』 著・平体由美

 公衆衛生とは、地域やコミュニティを病気から防衛し、住民の健康を維持するための公共的なとりくみのことだ。アメリカの理念といわれる自由(市場の自由・・・

書評・テレビ評2023.9.30 

『暁の宇品 陸軍船舶司令官たちのヒロシマ』 著・堀川惠子

 コロナ禍とウクライナ戦争を機にしたサプライチェーンの分断は、食料の確保が国家主権と国民の安全を保障する重要戦略であることを浮かび上がらせること・・・

書評・テレビ評2023.9.30 

『ウクライナ戦争即時停戦論』 著・和田春樹

 著者はロシア史・現代朝鮮史の研究者(東京大学名誉教授)である。ベトナム戦争以来、反戦平和・国際連帯の市民運動にとりくんできたことでも知られる。・・・

書評・テレビ評2023.9.12 コメント(2)

『ラジオと戦争――放送人たちの「報国」』 著・大森淳郎

 著者は1980に年にNHKに入局し、その後ディレクターとしてETV特集『BC級戦犯』『戦争とラジオ』『敗戦とラジオ』などの制作に携わってきた。・・・

書評・テレビ評2023.9.12 

『オートメーションと労働の未来』 著 アーロン・ベナナフ 監訳 佐々木隆治

 AI(人工知能)技術の急速な進歩を前に、「ロボットに仕事が奪われ、大量失業の時代がやってくる」「人間は労働なくしては生きて行けないから、技術革・・・

書評・テレビ評2023.9.7 

『ぼくが生まれた新宿、柏木団の人々と関東大震災。』 著・中條克俊

 9月1日は、10万人以上の死者を出した関東大震災から100年である。この大震災直後に起こった朝鮮人、中国人、そして日本人社会主義者の虐殺事件に・・・

書評・テレビ評2023.9.7 

『古地図と歩く広島―歴史・文化散策ガイド19コース』 著・中道豪一

戦前の広島の記憶掘り起こす    広島といえば原爆が投下された地、その廃虚から復興をなしとげた「平和都市」というイメージが定着している・・・

書評・テレビ評2023.8.1 

『闇バイト――凶悪化する若者のリアル』 著・廣末登

 今年の早春、「ルフィ」や「キム」を名乗る人物を指示役とした広域強盗事件があいついだ。1月19日に東京都狛江市で起きた強盗事件では、事件前日に「・・・

書評・テレビ評2023.7.23 

『毒の水――PFAS汚染に立ち向かったある弁護士の20年』 ロバート・ビロット著 旦祐介訳

 現在、米軍基地が集中する沖縄県内や米軍横田基地のある東京都多摩地域などで、泡消火剤に含まれる有機フッ素化合物PFASによって地下水や河川、水道・・・

書評・テレビ評2023.7.11 

『ロシアとシリア』 著・青山弘之

 ロシアのウクライナ侵攻後、「ウクライナは第二のシリア」という言葉が飛びかうようになった。欧米と日本の政府・メディアは、ウクライナ危機の経緯を顧・・・

書評・テレビ評2023.6.29 

『増税地獄――増負担時代を生き抜く経済学』 著・森永卓郎

収入の48%を上納させられる日本    日本では30年間賃金が下がり続けているのに、税負担や社会保障負担は増え続け、いまや国民負担率(・・・

書評・テレビ評2023.6.20