いかなる権威にも屈することのない人民の言論機関

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カテゴリー「書評・テレビ評」の記事

『水俣を伝えたジャーナリストたち』 著・平野恵嗣

 本書は、水俣病の経過を追いながら、半世紀以上現地に通い続ける写真家、本業から離れ患者を支えるジャーナリスト、会社の圧力に屈しなかった医者や学者・・・

書評・テレビ評2017.9.2 

中野重治の評論『冬に入る』を今読む ー平和運動の路線と関わってー

 「日本の兵隊の加害責任を問わずに、アメリカの原爆投下や都市空襲を非難することはできない」という風潮は、戦後アメリカが一貫してふりまいてきたもの・・・

書評・テレビ評2017.8.31 

NHKスペシャル 『戦後ゼロ年 東京ブラックホール』が映しだした世界

 NHKスペシャル20日夜放映の「戦後ゼロ年 東京ブラックホール 1945―1946」は、敗戦直後の占領下の東京の庶民生活と政商らの動きを追った・・・

書評・テレビ評2017.8.29 

グアムにおける米軍駐留への抵抗 ー『デモクラシー・ナウ』の放送からー

 アメリカの独立系メディア『デモクラシー・ナウ』は11日の放送で、「グアムで米軍駐留への抵抗拡大」と題して、北朝鮮がアメリカの威嚇に対抗してグア・・・

書評・テレビ評2017.8.24 

『ルポ どうなる?どうする?築地市場』 著・永尾俊彦

   ルポライターの著者が、築地市場の豊洲移転は何が問題なのかをそもそものはじめにさかのぼって明らかにし、大企業優遇の東京都政を問い、・・・

書評・テレビ評2017.8.20 

『子どもたちの階級闘争』 著・ブレイディみかこ

 『ヨーロッパ・コーリング』(岩波書店)で新自由主義に対抗する欧州の新しい政治潮流の台頭をルポした著者は、現在イギリスで保育士をしている。本書は・・・

書評・テレビ評2017.8.17 

『あざみの花』を読んで  岩国市 白木博

   今や戦後72年となり、戦争を知らない世代が圧倒的多数を占める時代となった。かく言う私も多数派だが、近年残念なことに8月6日(昭和・・・

書評・テレビ評2017.8.2 

『ぼくの村がゾウに襲われるわけ。』 岩井雪乃 著

 日本ではイノシシやシカ、クマによる農作物の被害が問題になっているが、アフリカ・タンザニアの農民はゾウが大群で押し寄せ、トウモロコシ畑を根こそぎ・・・

書評・テレビ評2017.7.26