いかなる権威にも屈することのない人民の言論機関

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カテゴリー「書評・テレビ評」の記事

『コンビニ外国人』 著・芹澤健介

 コンビニで外国人がスタッフとして働いている姿があたりまえのようになった。全国のコンビニで働く外国人は大手3社だけで昨年、4万人をこえた。その多・・・

書評・テレビ評2018.6.2 

『日本軍兵士 ―アジア・太平洋戦争の現実』 著・吉田裕

なぜ最後の一年に犠牲が集中したのか    著者は一橋大学院社会学研究科教授(日本近現代軍事史)。戦争体験をまったく持たない戦後生まれの・・・

書評・テレビ評2018.5.30 

NNNドキュメント『南京事件Ⅱ 歴史修正を検証せよ』

   近年、 中国侵略戦争における南京虐殺をめぐって、 近年「大量殺りくはなかった」「自衛のための発砲であり虐殺ではなかった」などの言説が書籍や・・・

書評・テレビ評2018.5.24 

『高校生ワーキングプア』 著・NHKスペシャル取材班

 大阪のある高校のクラスでは、生徒の約7割が居酒屋、焼き鳥屋、うどん屋、スーパー、コンビニ、コールセンターなどで週4回か5回アルバイトをしており・・・

書評・テレビ評2018.5.19 

『ルポ ニッポン絶望工場』 著・出井康博

 少子高齢化で労働力不足が深刻となっている日本社会では今、外国人労働者の増加が続いている。しかし、彼ら留学生や技能実習生たちがなにを思って来日し・・・

書評・テレビ評2018.5.17 

写真記録『関門港の女沖仲仕たち』 著・林えいだい

 本書は、昨年83歳で逝去した筑豊の記録作家・林えいだい氏が1975年から83年にかけて門司港で撮影した「女ごんぞう」と呼ばれた女沖仲仕たちの姿・・・

書評・テレビ評2018.5.5 

『国体論 菊と星条旗』 著・白井聡

 最近、北朝鮮と韓国の南北首脳会談がおこなわれ、65年間休戦状態であった朝鮮戦争を終結させ、朝鮮半島の非核化と平和体制実現に向けて進むことで合意・・・

書評・テレビ評2018.5.5 

『本のエンドロール』 著・安藤祐介

 一冊の本は、さまざまな人たちの仕事の結晶である。そのことを改めて教えてくれる新刊。営業、工場作業員、DTPオペレーター、デザイナー、電子書籍製・・・

書評・テレビ評2018.4.28 

『認知症鉄道事故裁判 閉じ込めなければ、罪ですか?』 著・高井隆一 

 愛知県のJR駅構内で認知症の男性が列車と衝突して死亡した事故で、JR東海が男性の家族に巨額の損害賠償を求めた事件を記憶している読者も多いだろう・・・

書評・テレビ評2018.4.25 

映画『ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書』が描いたもの

権力と闘うジャーナリズムの矜持    3月30日から『ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書』が全国で公開となった。スティーブン・スピル・・・

書評・テレビ評2018.4.6 

『AI vs 教科書が読めない子どもたち』 著・新井紀子

 著者は数学者(国立情報学研究所教授)で、「東ロボくん」の愛称で知られる人工知能プロジェクト「ロボットは東大に入れるか」を発案し、その中心を担っ・・・

書評・テレビ評2018.2.23 

『じゃがいもの世界史』 著・伊藤章治

 今から1500年前、今の南米ペルーで栄えたインカ帝国で誕生し、インカ帝国を滅ぼしたスペインによってヨーロッパに運ばれて、「貧者のパン」としてヨ・・・

書評・テレビ評2018.2.17 

映画『デトロイト』 監督キャスリン・ビグロー

 1967年の夏、権力や社会に対する黒人たちの不満が爆発したデトロイト暴動は、アメリカ史上最大級の暴動となり、43人の命が失われ、負傷者は110・・・

書評・テレビ評2018.2.16 

『魚で、まちづくり!』 著・行平真也

 各地で地元の農林水産業の振興をはかるとりくみが創意的におこなわれている。本書は、大分県の水産業普及指導員だった著者が、2013年から3年間、臼・・・

書評・テレビ評2018.2.13 

『トラクターの世界史』 藤原辰史・著

 20世紀のモータリゼーションの時代は自動車を中心に描かれることが多いが、本書はトラクターを中心にそれを描きあげている。人間が生きていくうえで不・・・

書評・テレビ評2018.2.10 

『アメリカの汚名』 リチャード・リーヴス著 園部哲・訳

 1941年12月7日の真珠湾攻撃を「恥辱の日」といい、「パールハーバーを忘れるな」といって対日戦争突入を指示した大統領F・ルーズベルトが、その・・・

書評・テレビ評2018.2.1 

『築地ワンダーランド』(DVD) 監督・遠藤尚太郎

 日本人の食生活を支える築地市場。本作は、一般人が普段目にすることのできない築地市場の奥まで入り、躍動し活気に満ちた築地の営みと、その果たしてき・・・

書評・テレビ評2018.1.26 

『世界からバナナがなくなるまえに』  ロブ・ダン 著 

 著者はノースカロライナ州立大学教授、進化生物学者。本書は、資本を集中投下し、機械化をおこない化学肥料、殺虫剤、殺菌剤、除草剤を大量投与して、遺・・・

書評・テレビ評2018.1.16 

『縄文の思想』  瀬川拓郎 著

 本書は考古学者の著者が、これまで歴史学者や民俗学者らが遺した具体的な資料にもとづいて、文字に残されることのなかった縄文人の思想、世界観に迫ろう・・・

書評・テレビ評2018.1.11 

『海時計職人ジョン・ハリソン』 ルイーズ・ボーデン著

 ルイーズ・ボーデンのノンフィクション絵本。人間は何百年ものあいだ、現在地を知ることなく航海していた。この本は18世紀になってはじめて、船の揺れ・・・

書評・テレビ評2017.12.30