いかなる権威にも屈することのない人民の言論機関

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カテゴリー「書評・テレビ評」の記事

映画『新聞記者』 監督・藤井道人

 映画『新聞記者』が話題となっている。参議院選挙の最中に上映されたことも重なって首都圏の映画館では連日満席が続いているという。日本でここ2、3年・・・

書評・テレビ評2019.7.27 コメント(1)

『あざみの花 The Thistle Flower』 装い新たに出版

 長周新聞社は2017年に発行した絵本『あざみの花』(作・古川豊子、絵・西沢昌子)を英語に翻訳し、『あざみの花 The Thistle Flow・・・

書評・テレビ評2019.7.24 

『82年生まれ、キム・ジョン』 著 チョ・ナムジュ 訳 斎藤真理子

 3年前に韓国で発売され100万部をこえるベストセラーとなった小説『82年生まれ、キム・ジヨン』(著・チョ・ナムジュ)。日本でも2018年末に出・・・

書評・テレビ評2019.7.13 

『移民クライシス』 著・出井康博

 安倍政府が「特定技能」という新しい在留資格をつくったため、今年4月から外国人が単純労働を目的に入国できるようになった。しかし同じく4月以降、日・・・

書評・テレビ評2019.7.11 

『地球温暖化の不都合な真実』 マーク・モラノ著 渡辺正訳

 温室効果ガス(CO2)による「地球温暖化」が大大的に宣伝されるようになって30年になる。この間、アル・ゴア(元米副大統領)の『不都合な真実』が・・・

書評・テレビ評2019.7.2 

『ゲノム編集の光と闇』 著・青野由利

 安倍政府はゲノム編集をイノベーション戦略の核となる技術の一つと位置づけており、3月には厚労省がゲノム編集食品の安全審査を原則不要にする報告書を・・・

書評・テレビ評2019.6.23 

『「反緊縮」宣言』 松尾匡・編

 新自由主義・グローバリズムのもとで貧富の格差が著しく拡大し、1%の超富裕層のための政治から99%の働く者の生活の繁栄をめざす政治への転換を求め・・・

書評・テレビ評2019.6.22 

『天井のない監獄 ガザの声を聴け!』 著・清田明宏

 著者は日本人の医師であり、2010年からは国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の保健局長として、ガザ地区やヨルダン川西岸地区、および周・・・

書評・テレビ評2019.6.6 

『クジラ博士のフィールド戦記』 著・加藤秀弘

 著者は鯨類研究者で、東京海洋大学名誉教授。調査船に乗り込んでシロナガスクジラ等大型鯨類の資源生態を研究し、IWC(国際捕鯨委員会)の科学委員会・・・

書評・テレビ評2019.6.2 

『イカ4億年の生存戦略』 ダナ・スターフ著 和仁良二監修

 著者は米カリフォルニア州在住のサイエンスライターで、6年間、大学の臨界実験所でイカの繁殖習性を研究したり、カリフォルニア湾でイカ釣りの実習を経・・・

書評・テレビ評2019.5.28 

『多発する人造地震 人間が引き起こす地震』 著・島村英紀

 世界各地で人造地震がひんぱんに起こっている。最近の地震学研究では、この10年間だけですでに100カ所以上の場所で起きているという。このことはと・・・

書評・テレビ評2019.5.28 

『黄色いベスト運動』 ele-king臨時増刊号

 昨年11月17日、フランス全国の2000箇所以上の交通要所で、自動車の運転手に携帯が義務化されている黄色いベストを着た人人が、燃料税に反対して・・・

書評・テレビ評2019.5.21 

『9条入門』 著・加藤典洋

 5月3日の憲法記念日、安倍首相が日本会議系の改憲集会などにビデオメッセージを送り、「令和元年という新たな時代のスタートライン」に立って改憲議論・・・

書評・テレビ評2019.5.16 

『値段と価値』 著・ラジ・パテル

 1972年生まれの著者は、米国在住のジャーナリストであり、テキサス大学教授でエコノミストであるとともに、WTO(世界貿易機関)に反対する市民の・・・

書評・テレビ評2019.5.2 

『大量廃棄社会』 著・仲村和代・藤田さつき

 恵方巻きに象徴される「食品ロス」はよく知られるようになったが、日本で市場に供給される衣服の4枚に1枚が新品のまま捨てられているという「洋服ロス・・・

書評・テレビ評2019.4.27 コメント(1)

『記者たち 衝撃と畏怖の真実』 ロブ・ライナー監督

 ロブ・ライナー監督が制作したこの映画は、2001年9月11日、アメリカで発生した同時多発テロ以後、アフガニスタン、イラク戦争へと突き進むアメリ・・・

書評・テレビ評2019.4.25 

『日本人が魚を食べ続けるために』 編著・秋道智彌、角南篤

 本書は冒頭、「私たちはいつまで魚を食べ続けられるか」という問いを発している。といっても、漁獲量の減少、漁師や市場関係者の高齢化をあげつらう悲観・・・

書評・テレビ評2019.4.23 

『超孤独死社会』 著・菅野久美子

 誰にも看とられず、周囲の人たちも気づかぬまま、1人部屋で亡くなる孤独死が、日本で年間3万人をこえるという。そのなかには高齢者だけでなく現役世代・・・

書評・テレビ評2019.4.14 

『アナログの逆襲』 著・デイビッド・サックス

 周囲を見渡せば、年寄りも若者もみな自分のスマホに夢中…という光景によく出くわす。新聞や雑誌という紙媒体の読者が減ってオンライン化が進んだり、買・・・

書評・テレビ評2019.4.9 

『エスタブリッシュメント』 著・オーウェン・ジョーンズ

 イギリスのEU離脱をめぐり、日本のメディアは「合意なき離脱か」「離脱延期か」というだけで、いったい何と何が対立しているのか今ひとつわかりにくい・・・

書評・テレビ評2019.3.21