いかなる権威にも屈することのない人民の言論機関

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カテゴリー「書評・テレビ評」の記事

『癒やされぬアメリカ 先住民社会を生きる』 著・鎌田遵

 安倍首相が2017年2月に訪米したときの夕食会で、トランプ大統領が米カジノ大手ラスベガス・サンズのシェルドン・アデルソン会長を安倍にひきあわせ・・・

書評・テレビ評2020.1.8 

『家族を想うとき』 監督 ケン・ローチ

 舞台はイギリスのイングランド北東部、産業革命を牽引した古い工業都市であるニューカッスルだ。この街で暮らすターナー家は、10年前のリーマン・ショ・・・

書評・テレビ評2019.12.27 

『保育園を呼ぶ声が聞こえる』 著・猪熊弘子、國分功一郎、ブレイディみかこ

 この本は、就学前の子どもの福祉と教育を追ってきたジャーナリストと、哲学専攻の高崎経済大学准教授と、イギリス在住の保育士でライターの、3人の対談・・・

書評・テレビ評2019.12.27 

『人間使い捨て国家』 著・明石順平

 日本は世界の中でも異常な低賃金・長時間労働の「人間使い捨て国家」であり、それが過労死や過労自殺という不幸な事件をくり返させ、国を衰退させる大き・・・

書評・テレビ評2019.12.19 

『生きづらさについて考える』 著・内田樹

 神戸女学院大学名誉教授である著者が、この数年間、新聞や雑誌に投稿したり、大学の学生たちに語った文章をまとめたもの。そのなかで多くの紙幅が割かれ・・・

書評・テレビ評2019.12.3 

『真夜中の陽だまり』 著・三宅玲子

 ノンフィクションライターである著者が、九州一の歓楽街、博多の中洲のすぐそばにある夜間保育園を2年間にわたって取材し、夜働く親たちと保育園の深い・・・

書評・テレビ評2019.11.21 

『督促OL 指導日記』 著・榎本まみ

 顧客からの電話による商品についての問い合わせやクレームを受けたり、商品を電話で売り込んだりするコールセンターには、現在全国で60万人以上が働い・・・

書評・テレビ評2019.11.7 コメント(1)

『スノーデン・ファイル徹底検証』 著・小笠原みどり

 安倍政府のモリ&カケ問題に国民の憤激が高まった2017年は、安倍政府が共謀罪法を強行可決した年でもある。だがこの年の4月、米国家安全保障局(N・・・

書評・テレビ評2019.10.24 

『タネの未来』 著・小林宙

 1人の男子高校生が、日本各地の伝統野菜のタネを販売する会社を起業した話である。野菜のタネといっても、ブランドとして誰もが知っている野菜ではなく・・・

書評・テレビ評2019.10.18 

『絶望の林業』 著・田中淳夫

 森林ジャーナリストの著者は、千葉県東部が台風15号によって長期の停電に陥った一因が、幹の途中で折れた倒木が電線や電柱に倒れかかって復旧を長引か・・・

書評・テレビ評2019.10.14 コメント(1)

『黒い同盟 米国、サウジアラビア、イスラエル』 著・宮田律

 6月のホルムズ海峡での日本タンカーへの攻撃や、9月のサウジアラビア石油施設への攻撃をとりあげて、米国やサウジアラビア、イスラエルは「イランの犯・・・

書評・テレビ評2019.10.4 

『消費税が国を滅ぼす』 著・富岡幸雄

   著者は先の大戦で学徒出陣を体験し、敗戦後は税務署勤務のかたわら中央大学法学部の夜間部に通って税理士資格を得、その後国税庁から中央・・・

書評・テレビ評2019.10.2 

『団地と移民』 著・安田浩一

 敗戦後から高度成長期にかけて、団地(公営の集合住宅)の造成は国策で、首都圏を中心に大規模なニュータウンが次次と建設され、労働力の東京一極集中を・・・

書評・テレビ評2019.9.24 

『本屋がアジアをつなぐ』 石橋毅史・著

 巷では「スマホ漬け」が進み、紙の本は古くて重いものとして需要が減少し、書店は減り続けている。だが、それでも本屋になる人が絶えることなく出現して・・・

書評・テレビ評2019.9.17 

『生命科学クライシス』 リチャード・ハリス著 寺町朋子訳

 19世紀に近代医学が誕生してから、医療はめざましい進歩を遂げてきた。そして、この医療など人命にかかわる分野に直結する生命科学は、2003年には・・・

書評・テレビ評2019.9.10 

『平成とは何だったのか 「アメリカの属州」化の完遂』 著・斎藤貴男

 ジャーナリストの著者は、元号による時代区分は日本だけの決め事でしかないと断りつつ、1989年からの平成の30年間を、「バブルの終焉とNTT株の・・・

書評・テレビ評2019.9.3 コメント(1)

『売り渡される食の安全』 著・山田正彦

 著者は弁護士で元農水大臣。現在TTPや種子法廃止の問題点についての講演や勉強会をおこなっている。    安倍政府は、日本人の主食であ・・・

書評・テレビ評2019.8.29 コメント(1)

『国語教育の危機』 著・紅野謙介

 来年の1月で大学入試センター試験が廃止になり、再来年から大学入学共通テストに変わる。とくに大きく変わるのが国語で、マークシートだけから記述式が・・・

書評・テレビ評2019.8.26 

『どうする? 日本の水道』 アジア太平洋資料センター制作 監督・土屋トカチ

 アジア太平洋資料センター(内田聖子・共同代表)が新たにDVD『どうする? 日本の水道』(土屋トカチ監督)を制作した。約40分の短編だが、日本の・・・

書評・テレビ評2019.8.26 

『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』 著・ブレイディみかこ

 著者の『子どもたちの階級闘争』の続編で、底辺中学校に入学することになった息子とその友だち、家族の波瀾万丈の日日を描いている。    ・・・

書評・テレビ評2019.8.23