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平岡県議(安倍派・自民党下関支部長)が小熊坂市議に重傷負わす

 安倍事務所の秘書から県議に転身した平岡望県議(44)が、一日に開かれた自民党下関支部の会合後の酒席の場で、小熊坂孝司市議(69)を押し倒し、左足首を骨折する全治2ヶ月の重傷を負わせていたことがわかった。下関の政治に関わる人人のなかでは、「日馬富士よりも悪質ではないか」と批難の声が高まっている。

 

 関係する人人によると、安倍派も林派も顔をそろえた酒の場で、市長選の対応を巡って口論に発展し、平岡県議が押し倒した際に小熊坂市議が転び、骨折したのだという。「お前」と発した小熊坂市議にたいして、平岡県議が「支部長にお前呼ばわりするとはなんだ」と激高し、胸ぐらを掴んだと思った次の瞬間には、小熊坂市議が床に転がっていたのだという。この日の酒席は相当に荒れていたようで、他にも市議会議員同士の口論などが繰り広げられていた模様。

 

 市長選では、平岡県議と同じく安倍事務所秘書出身の前田晋太郎(当時市議)と、林派の現職だった中尾友昭が市長の座を争い、前田晋太郎が辛勝していた。以後、両派閥のいがみ合いは激しさを増し、自民党下関支部のなかでは安倍派に対抗した林派の面々が処分されるなど、制裁の嵐が吹き荒れていた。小熊坂市議は中尾友昭を応援し、冷遇される側だった。

 

 今回の傷害事件について、両者はボクシングに例えるならヘビー級VSライト級のような体格差があり、なおかつ40代が70歳近い老人に手を出したという事実にみなが驚いている。そして、市長選のシコリがついに傷害事件にまで発展し、モンゴル人力士たちも顔負けの事態を招いていることについて、「郷土の恥をさらすようで情けない」「政治家でありながら、言論ではなく力に訴えるとはなにごとか」という声が高まっている。

 

 平岡県議は市長選後に自民党下関支部の支部長に就いていた。首相お膝元の自民党下関支部は傷害事件を是とするのか否か、その対応が問われている。また、骨を折られた林派が泣き寝入りをするのか否かにも注目が集まっている。【詳報次号】

 

 

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