下関市豊北町滝部向坊(滝部5042)の地域交流施設・遇斯光庵(ぐしこうあん)前の農地で、約2500株(約6万本)の里山花しょうぶが開花を控えている。花しょうぶの披露は今年で7年目で、豊北地区の活性化と地域交流の場づくりのために、遇斯光庵の代表者である木本文昭氏をはじめ日ごろから豊北町の活性化を目指して活動している住民有志が準備してきた。当初は120株だったが、株分けをくり返し2500株まで増え、この時期約6万本が一斉に咲き誇る。
新型コロナウイルスの流行もあり、これまでは呼びかけも最小限にしてきたが、すでに知る人ぞ知る下関の花しょうぶの名所の一つになっている。今年は新型コロナの収束を受け、これまでよりも多くの人に見てほしいとの思いで呼びかけを精力的におこなっている。近所の工務店の協力で足場を組み、高台からしょうぶ園を見ることができるようにもする予定だ。希望者には株分け(有料)もおこなうという。
主催者によると、見ごろについては例年早まる傾向にあり、今年は5月中旬~6月上旬を見込んでいる。しかし変化もありうるため、訪問前に開花状況について知りたい人は、主催者代表の木本文昭氏(電話090-3944-2831)まで連絡すれば状況を教えてもらえる。無料の駐車場(30台)もあり、主催者は「ぜひ多くの人に気軽に足を運んでほしい」と呼びかけている。
開花中の6月9日(金)~11日(日)には、遇斯光庵展(陶芸と木器作品展)が同時開催される。